6.画面からわかること
パソコンは、画面を通してこちらに語りかけています。パソコンが何を言ってきているのかがわかると、親しみがわいてくると思います。
画面にいくつものウィンドウがある時でも、パソコンが見ているウィンドウは必ず一つだけです。見ている、と言うことは、返事のできるウィンドウ、という意味です。見ていないウィンドウはこちらからのメッセージを受けられませんし、返事もできません。特に、キーボードからの操作は必ずアクティブウィンドウに対しての操作になります。(パソコンは、一度にたくさんのことを同時にしているようですが、次々に頭:CPUを切り換えているだけで、同時にこなしているわけではありません。こう見ると、パソコンも人間と同じですね。)
この、見ているウィンドウのことを「アクティブウィンドウ」と言います。目印は、一番上のタイトルバーと言われる、通常青くなっている部分です。青ければアクティブです。アクティブウィンドウは、普通は一番手前に見えていますが、時によっては後ろに隠れていることがあります。何をやってもパソコンの返事が「ピン」という音ばかりの時は、アクティブウィンドウが隠れていないか探してみましょう。探す場所は、画面で一番下のタスクバー(右端に時計が表示されている)です。そのときパソコンにあるウィンドウが並んでいます。返事を待っているウィンドウの箱は、ボタンが押されたような形に見えています。これをクリックすると一番前に出てきて操作できるようになります。(1度のクリックで最小化、もう一度クリックするともとの大きさになる)
タスクバーに見つからない時は、できたら試しに見えている画面を一つずつ最小化してみましょう。(ウィンドウの右上、<_>の記号のある小さい箱をクリックする。)ソフトが出したダイアログボックスなどは、タスクバーに表示されないこともあります。
マウスでクリックする、ということは、このウィンドウに対して操作しますよ、とパソコンに語りかけることです。これが、パソコンが操作を待っているウィンドウと一致して初めて、作業の続きができます。
時には、マウスのクリックも受け付けられないことがあります。こういう時には、ショートカットキー Alt+Tab を使います。 Altキーを押したまま Tabキーを押すと、パソコンにあるウィンドウの一覧が画面に出ます。そのまま Tabキーを押していって、目的のウィンドウに目印がついた時に Altキーを話せば、そのウィンドウがアクティブになって前面に表示されます。
※ パソコン室などで、プログラムランチャーが全面表示になっている時、誤ってアプリケーションを最小化してしまうと画面から消えてなくなってしまうことがあります。このときは、再度アプリケーションアイコンをクリックして起動しようとしても何も起こらないように見えます。こういう時、起動しているものを確認するのにタスクバーも見えない時は、この
Alt+Tab が役に立ちます。
一番手前に見えているウィンドウがアクティブで、ダイアログボックスも表示されていないのに、次の操作が受け付けられない場合は、やはりパソコンが何か待っていることが考えられます。何を待っているかは、アプリケーションウィンドウの一番下、ステータスバーと呼ばれる部分に書かれている場合があります。ここでは、コマンドの途中などで、次に何を指定するかがわかるようになっています。もし、意図していないコマンドが実行されているようなら、Escキー(「逃げる」キー)を押してコマンドを終了させます。
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