パソコン授業のホーム
簡単な説明のページ

低学年でのパソコンスキル授業
〜パソコンが道具として生きるために〜
 
情報教育を考える時、パソコン使用を切り離して考えることはできません。しかし、高学年になって実際にパソコンを道具として活用しようとしても、パソコン操作がおぼつかなかったり、文字入力に手間取ったりして、十分パソコンの機能を発揮させるところまでに至らないのが現実です。
現在もっとも主流のWindowsパソコンは、そのアーキテクチャが、ほぼすべてのアプリケーションで共通になっていて、一つのアプリケーションに習熟することで、他のどのアプリケーションも、OSの機能も、同じように使っていくことができるようになっています。従って、低学年からこのアーキテクチャとしての基本を身につけていけば、自らがパソコンに向かった時にその操作を開拓することができ、新しいアプリケーションに出会った時も臆することなく、難なくそれらを操作し、活用することができるようになると考えています。
低学年では、パソコンに親しむ程度のパソコン授業ができればよい、というふうに言われていますが、これは必ずしもお絵かきや各種CD-ROMによるゲーム的な教材を使ってパソコンに触れていればよい、ということではありません。お絵かきソフト(ペイント)一つ取ってみても、そこにはWindowsアプリケーションの基本が至る所に機能していて、これを『完全に』マスターすることで、他のどのソフトに向かっても困らないようになる、と言っても過言ではありません。お絵かきをするにしても、これらの基本機能を自然に身につけてしまうような授業に持っていきたいです。
学校では、パソコンスキルについてそれぞれの学年で目指す項目を挙げて指針としていますが、クリック・ドラッグという機器の操作や、ファイルの保存方法、コピー・貼り付けのやり方、といった表面的な表現ではなく、例えばマウスはパソコンへ話しかける道具である、とか、保存ならそれは「何」を「どこ」に「どう」「しまう」のか、コピーは、子ども達には「印刷」の意味になっている事が多いので、きちんと「クリップボード」の存在を説明するなどして、パソコンの基本を身につけられるような授業内容になるといいと思っています。
こういう意味では、情報機器としてパソコンが生きてくるためには低学年でのスキル授業がどれだけ重みのあるものであるかが理解されてくるのではないでしょうか。
ただし、たとえスキル向上のための授業であっても、低学年ではパソコンは『楽しみ』でなくてはなりません。将来必ずパソコンで何かをするようになってくるので、今パソコンが『苦しみ』になることは絶対に避けなくてはなりません。
このことをふまえて、小学校1年生から、限られた時間でどのように楽しみながらパソコンスキルを蓄積していけるかを、いつも考えて授業を工夫しています。
あわせて、文字入力が拙い高学年に対して、文字入力をせずに行えるスキル授業もいろいろ考えました。これは、高学年では中学に向けて授業で文字入力の訓練をする余裕がなく、文字入力の練習は各自の自習で行い、主としてパソコンを用いての資料づくりに有効なスキルを身につけてほしいと思ったからです。