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単語集の使い方

 キーボード練習のための単語集を作ってみました。単語の選択は全くの独断で、資料として配布する場合には、4年生(国語でのローマ字既習)以上を対象としています。(3年までは、単語のみ配布して授業で説明します。)
 レベル1はホームポジションの段だけで入力できる単語、レベル2はその上の段、レベル3は下の段、レベル4はカタカナののばす記号「ー」や、教科書のローマ字ではあまり出てこないような単語を入れています。
 
 練習の順序としては、レベル1ではホームポジションの説明がすんでいれば、ホームポジション、すんでいなければ単語が入力できる形に指を準備してから入力します。単語一つ一つを「確定」しながら、一つの単語が見ないで打てるところまで続けます。このとき、Ctrl+Hをバックスペースとして使い、Ctrl+MをEnterキーとして使うようにします。こうすることにより、1行終わるまでは手元を見ないで練習することができます。
(このショートカットキーの機能は、Wordの場合には、確定前でのみ有効です。確定後ではCtrl+Mはインデント+、Ctrl+Hは「検索と置換」ウィンドウの表示になります。一太郎では確定後でもおのおのEnterキー、バックスペースキーとして機能します。)
 文字を入力しながら、同時に声に出して読むことは、確実に指が仮名文字入力を覚える助けになります。
 
 レベル2に移るときには、ホームポジションの説明をして、指を必ずホームポジションにおいて練習するようにします。単語一つごとに使わない指までがホームポジションから離れることがないように注意します。使う指だけ動かして残りの指をホームポジションに保つことが、タッチタイピングができるようになるための絶対条件です。
 
 数字や記号(%や¥、かっこなど)は、急いで覚える必要はありません。各指の守備範囲は決まっているということがわかり、ひらがなが確実に入力できるようになれば、これらの文字は自然に見ないで入力できるようになってきます。
 
 このペーパーを配布しない場合には、それぞれのレベルの単語は板書し、一人一人回って丁寧に練習させることが大切だと思います。要領がわかれば、見ないで打つことが楽しくなって、次々と自分で練習を進めていけると思っています。(?)
 配布した場合にも、
指がホームポジションを保っているか
打つときいちいち手元を確認していないか
単語を一つ一つマスターしているか
の3点をいつも気にしていてください。
 
 この単語集での練習は、あくまでもタッチタイピングのマスターを前提としたものなので、練習の前に「目的」をはっきりさせることが重要になります。それぞれのキーは打つ指が決まっている、ということを理解してほしいです。なんのためにやっているかわからないと、おもしろくなくなってしまいます。低学年では、この「目的」にあまり魅力はないかもしれません。見ないで打てることの快適さを実感することは難しいかもしれないので、上手な説明を考えなくてはならないかもしれませんね。
 あくまでも興味に従って、強制にならないようにしたいです。
 また、ワープロのローマ字は、文章の文字にフリガナをふる感じで入力します。たとえば、「わたしは」の「は」は、「WA」ではなく「HA」だし、「お父さん」は「OTÔSANN」ではなく「OTOUSANN」と入力します。
 なれるまでは間違ってもかまいません。だんだん覚えていけるようにしましょう。
 
H13.7.2

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