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パソコン習熟の目安項目

 
 パソコンを道具として役に立てることができるために、どんなことを知って、使えるようになったらよいかの目安となる項目を書いてみました。これらは、特定のアプリケーションの使い方ではなく、Windowsパソコン上で動くほとんどのアプリケーションに共通したことがらで、理解しておくことでパソコンがより快適に使え、知っていれば新しいアプリケーションに向かったときにもすぐにそれを使うことができます。
 学年ごとに何ができればよいか、ではなく、それぞれの事項ごとにどんな項目を習熟していてほしいかをまとめました。言ってみれば、いまはどの学年もスタートラインに立っています。中学になって、明確な目的を持って特定のアプリケーションを使う時にまごつかないよう、卒業に向けて学年なりにこれらの項目を身につけていけるとよいと思います。
 授業の中では、各アプリケーションの使い方というより、主としてここに書いたような事柄についてお手伝いしたいと思っています。
 個々のアプリケーションの使い方を知るにこしたことはありませんが、(Windowsの)パソコンの基本的な操作、画面構成、概念をしっかり身につけておくことは大切だと思います。特に小学校では、特定のアプリケーションに習熟するよりも、楽しくパソコンでいろいろなことをしながら、パソコンの一般的な操作と動きかたになれることが先決です。
 一つ一つの言葉について多くは説明していませんが、これらはどれを取ってみてもパソコンを扱う上で基本となるもので、まず先生方がこういった言葉を知って使えるようになっていただきたいと思います。授業のお手伝いをしながら、小学校卒業までにみんながパソコンを道具として使えるようになれるよう、努力していきたいです。
 ここにはたくさんの言葉をあげています。これらの言葉をすべて覚える必要はありませんが、言葉の持つ意味、こうすればこうなるんだ、という動きは是非覚えて欲しいです。また、当然、基本的な事柄がここにすべて盛られているわけでもありませんので、パソコンを使いながらだんだん慣れ親しんでいってください。そのためにも、ここにある事柄は知っていて欲しいと思います。あやふやなことがあれば、どんどん聞いてください。
 
目  次
     1. マウス操作
     4. タスク
     5. 日本語変換
     8. ヘルプ
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項 目 習熟のために使えるアプリケーションソフトなど
 マウスポインタの操作
 クリック
 ダブルクリック
 ドラッグ
 (右クリック・右ドラッグ)
 各種ドリルソフト
 お絵かきソフト(ペイントなど)
 ワープロでの図枠などの操作

 
 
 マウスの操作は、パソコンを使う上でもっとも基本的な項目で、誰もができることですが、快適にパソコンを使うためにはそれなりの習熟が必須です。ワープロに挿入した図枠などのハンドルを操作することは、ポインタの移動、正確なドラッグの練習には適しています。楽しんでいるうちに自然にマウスを上手に操作できるようになってきます。手が小さい(マウスが手に対して大きい)時はやりにくいのですが、手首から肘にかけて(ひじだけでも)テーブルに固定することで、遙かにポインタの移動がやりやすくなります。
 プログラムランチャーを使っている場合には、ソフトの起動にダブルクリックは必要ありませんが、右クリックと並んでダブルクリックはパソコンを快適に使うためには必須の技術ですから、上手にできるよう訓練することには大きな意味があります。特に手の小さいうちは、マウスポインタを動かさずにダブルクリックすることは難しいです。手が大きくなってもできない人もいるので、こつをつかめるまで練習してください。また、失敗したとき(「名前の変更」状態になる、など)の対処方法も覚えるとよいでしょう。
 ダブルクリックだけの練習ができるソフトがないので、ワードに挿入した図枠(ワードアートやクリップアートなど)のような、大きな枠の上でダブルクリックして、編集画面を出す練習をしてもよいかと思います。
 右クリックはポップメニューの表示、ダブルクリックはほとんどの場合「開く」(または「編集」)となります。この「開く」という言葉は、パソコンでは広い意味を持っていて、「開く」感覚を養うことも大切です。また、初めのうちは右クリックは必要ありませんし、技術的にもさほど難しいことではありませんが、右クリックはどういう意味か、不用意に右クリック「しない」ことも技術のうちですので、しっかり説明しておきます。
 
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 ファイル   開く         サーバ         ファイルの種類
 フォルダ   保存         フロッピーディスク   拡張子
 ドライブ   上書き保存      ハードディスク
 ファイル名  名前を付けて保存   MOなど
 ドライブ名  プロパティ      データ
 
 2日以上かけて一つの作品を作る場合、どうしてもファイルを保存する必要が出てきます。そのときに、これらの言葉の意味を理解し使えることは、とても大切なことです。ファイル操作に関してこれらの言葉の持つ意味を感覚として持っていれば、保存する先を間違えたり、保存し忘れたり、誤って上書き保存したり、というミスはずいぶん防げるはずです。
 また、トラブル(処理中のファイルがなくなってしまうことも少なくない)に備えて時々上書き保存する習慣をつけることも大切です。アプリケーションによっては、自動保存機能を備えているものもありますが、これが使えるタイミングは限られているので、積極的に頻繁に保存することをおすすめします。アプリケーションの処理によっては、「元に戻す」操作のできないものもあるので、保存するタイミングをつかむことを身につけるとよいと思います。保存の一般的なショートカットキーはCtrl+Sですので、これも覚えておいてください。
 
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 最大化          ステータスバー      移動
 最小化          プルダウンメニュー    サイズの変更
 元のサイズに戻す      ポップメニュー      最新の情報に更新
 閉じる          ポップヒント       ダイアログボックス
 アクティブウィンドウ   ボタン          タブ       
 タイトルバー       アイコン         シート       
 メニューバー       スクロール                  
 ツールバー        スクロールバー      
 デスクトップ       タスクバー
 
 OS(基本ソフト)の名前がWindowsというくらい、ウィンドウはパソコンで大切なものです。これを自由自在に操ることができれば、パソコンはとても身近なものになります。
 タイトルバーをダブルクリックすることで、「最大化」と「元のサイズ」とを切り替えることができます。
 タイトルバーには、一般的にアプリケーションのアイコン、アプリケーションの名前、処理中のファイル名が表示されています。このアプリケーションアイコンをダブルクリックすることで、ウィンドウを閉じることができます。ファイル名が「文書1」とか「untitled(アンタイトルド:名無しの権兵衛)」、「無題」などとなっているときは、未保存のファイルです。ファイル未保存のままアプリケーションを終了し(ウィンドウを閉じ)ようとすると、ほとんどの場合、保存するかどうか聞いてきますので、これへの対処はあらかじめ決めておくのがよいでしょう。また、すでに保存してあるファイルに対して修正を加えたときも、再度保存するかどうか聞いてきます。
 ウィンドウを閉じる方法、画面をスクロールする方法はひとつだけではありません。場合によって使い分けられるよう、いくつかの方法を覚えておくとよいでしょう。(閉じる方法は5通りあります。)また、タスクバーにある「デスクトップの表示」ボタンを使うと、いくつも開いていたウィンドウを一気に最小化することもできます。(一気に元に戻す方法もあります。)どんなウィンドウを処理中なのかは、タスクバーで確認することができます。いくつかのウィンドウをきれいに整列させて表示することもできます。(タスクバーの見えない場合の対処法は次項参照)
 一つのアプリケーションの中でも複数のウィンドウを開くこともあり、たくさんのウィンドウにまごつくことのないよう、ウィンドウ操作になれておきましょう。
 ウィンドウの中には、ダイアログボックスと言われる、コマンドを実行するためのいくつかの設定を入力するものや、右クリックででてくるポップメニューがあります。これらは、意図しないときにいきなりでてくることも少なくありません。こういうときはESCキーで消すことができます。
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タスクバー    タスクの切り替え   アクティブウィンドウ
マルチタスク   クリップボード    コピー・切り取り・貼り付け
 
 パソコンでは、同時にいろんなアプリケーションを立ち上げて、(立ち上げる、という言葉は日本語だけのようです。一般的には、アプリケーションを立ち上げると対応したウィンドウが一つ画面に現れます。これをウィンドウが開く、とも言います。逆に、アプリケーションを終了することを閉じる、とも言います。)対象としているウィンドウを切り替えながらデータをウィンドウ間でやりとりすることができます。この、それぞれのウィンドウでの作業をタスクと言います。
 開かれているタスクは画面下のタスクバーに並んでいます。作業中のタスクのウィンドウのタイトルバーは青く(標準の色)なっていてこれをアクティブウィンドウと言い、タスクバーではボタンが押された状態で、文字は太字になっています。タスクバーのボタンをクリックすることで作業対象の切り替えができます。また、ウィンドウが少しでも見えていれば、そこをクリックしてアクティブにすることもできます。(一番手前に見えているのがアクティブウィンドウのことがほとんど)キーボードからの操作は、必ずアクティブウィンドウに対して行われるということを覚えておいてください。
 アプリケーションによっては、タスクバーが見えなくなることもあります。この場合には、Altキーを押しながらTabキーを押すと、起動されているタスクの一覧が表示されます。目的のタスクをTabキーで選択してAltキーを離せば、選択されたタスクがアクティブになります。
 また、Windowsキー(Altキーのとなり、Windowsのマークのついたキー)を押しながらTabキーを押すといつでも画面にタスクバーを表示することができます。スタートボタンをクリックしたいときはこちらを使います。
 アクティブウィンドウの考え方は、一つのアプリケーションの中で、いくつものファイルを操作したり、一つのファイルを分けて表示している場合にもだいたい当てはまります。(アクティブかどうかは、タイトルバーの色で判断)
 タスク間でデータをやりとりするときには、パソコンの中に一つだけあるクリップボードを経由して行います。ここでいうデータとは、パソコンで扱うすべてのもののことで、文字列だけでなく、図や絵、グラフ、ファイルなどほとんど全部のことです。「コピー」や「切り取り」というのは、データをこのクリップボードに格納することで、元のデータを残すのがコピー、残さないのが切り取りです。「貼り付け」というのは、クリップボードにあるものと同じものを目的の場所におくことです。従って、格納してある同じデータを何度も貼り付けることができます。(切り取って貼り付ける操作は、「移動」と同じですが、クリップボードにデータが残ることが違っています。)
 ただし、ドライブ間のデータコピーに関しては、貼り付けた時点で初めて対象データを取りに行くので、元のデータをパソコンからはずしてはいけません。(フロッピーディスクなど)
 一つのアプリケーションの中でのコピーでもこのクリップボードを使っています。通常は別のデータをコピーすると前のコピーデータはなくなりますが、中には、アプリケーションの中にクリップボードを持っていて、いくつものコピーデータを抱えているものもあります。(新しいエクセルやワードなど)
 
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文節    確定      カタカナの言葉   全角/半角     固定入力
変換    部分確定    学習        ショートカットキー
文字入力カーソル      日本語入力のオン/オフ切り替え
 
 文字は、文字入力カーソル(一般的には点滅する縦棒)の位置に入力されます。このときの日本語入力ツールバー(通常「あ」で始まるバー)の状態で、そこにどんな文字が入力されるかわかります。画面のどこかに文字を入力したいとき、この文字入力カーソルが目的の場所に表示されているかどうかと、ツールバーの状態を確認する習慣をつけてください。
 日本語入力状態のオン・オフの切り替えは、ツールバーの切り替えボタンのクリックか、半角/全角キーまたはAlt+半角/全角で行います。半角英数字を入力するときは、日本語入力オンの状態で、半角英数字を直接入力する方法(固定入力)や、入力した文字をアルファベットの半角にすることもでき、この方が便利なことが多いです。ただし、ゲームなどでオン・オフを指定されていたり、入力フィールドによっては自動に切り替わらないものもあるので、切り替え方法、状態の確認方法などは覚えておいてください。
 「変換」キー(一般にはスペースキー)を押すタイミングは、文節ごとや、1文入力したときなどで、1文字ずつ変換していると変換効率(適切な漢字などが選択される確率)は上がりません。IME(アイ・エム・イー:Word)では文節ごと、ATOK(エイトック:一太郎)では文章で変換すると変換効率が上がると言われています。文字入力に時間がかかったり、変換になれていないときは、文節ごとに変換するのがよいでしょう。
 必ずしも、漢字にすることが「変換」ではありません。入力したままの「ひらがな」は、ひらがなでなく「フリガナ」です。入力された「フリガナ」を、日本語として正しい文字に直すのが「変換」の意味です。従って、カタカナで書く言葉は「変換」することでカタカナになります。カタカナの言葉だから、「カタカナ」を入力するのではなく、入力された「フリガナとしてのひらがな」を「日本語として正しい文字であるカタカナ」に「変換」するのだ、と覚えてください。
 変換の結果が正しかったときには、「確定」します。変換した結果全部を一度に確定するにはEnterキーを使います。
 複数の連なった文節を同時に変換したとき(連文節変換とも言います。パソコンが文章を読んで適切な文字を選んでくることです。)、初めの文節から順に確定し、誤った変換のみ変換候補から選ぶことができます。これを部分確定と言います。変換の元となる文節の区切りが間違っているために正しく変換できなかったときには、文節の区切りを変えることもできます。これらの操作には、矢印キーなどを使います。変換した後に、元のひらがな(「フリガナ」)に戻すこともできます。
 入力した文字や確定した文字が違っていたときは、その文字を消して書き直さなくてはなりません。文字を消すときは、消したい文字の横に文字入力カーソルを置いて、カーソルの後ろならDeleteキー、前ならBackspaceキーを押します。文字入力カーソルを動かすには、矢印キーを押すか、目的の場所でマウスをクリックします。
 日本語変換には学習機能があり、文節や文章で変換してくると、よく使われる文字が自動的に選択肢のはじめに並ぶようにできています。従って、使えば使うほど使い心地がよくなってくるわけです。
 IMEも、ATOKも、「画面に文字を入力する」機能を豊富に持っています。少しずつでもこういう機能を覚えていくことで、だんだん文字入力が楽にできるようになってきます。
 日本語変換に使うEnterキー、Backspaceキー、矢印キーなどアルファベット以外のほとんどのキーの機能は、Ctrlキー(Shiftキーを加えることもあります)とアルファベットキーとを組み合わせることで代用することができます。これをショートカットキーと言い、たくさん覚えると日本語入力をより快適に使うことができます。そのためにも、日本語を入力するのには低学年からローマ字変換入力を使い、できるだけタッチタイピングを習得することをおすすめします。指がアルファベットを覚えれば、ショートカットキーを覚えることでアルファベット以外のキーに手を動かさずに日本語変換を使うことができるのです。キーボード(指)に目を移すことなく日本語を入力できれば、画面という紙に鉛筆で文字を書く感覚で文章を作ることができます。
 パソコンでのローマ字入力は、すでに述べたように「フリガナ」入力です。国語で習うローマ字とは違うので、混乱を避けるためにパソコンでは「ローマ字」という言い方はさけた方がいいでしょう。
 
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 範囲先指定   選択   反転表示   ハンドル  マウスポインタの形
 コピー・切り取り・貼り付け・削除・移動・拡大/縮小/回転など  元に戻す
 
 ここで言うオブジェクトとは、文字や絵・図、表やグラフなど、パソコンで扱うことのできるあらゆる「部品」のことです。また、ファイルやフォルダも対象となります。
 パソコン上で何かに操作をするとき、ほとんどの場合「何を、どうする」の形になります。つまり、「何」に当たるものをまずパソコンに教えてから、「どうしたい」のかを示すことになります。これを、範囲先指定といいます。
 何かを範囲指定することを、選択する、ということもあります。文字列を選択するときは、マウスポインタを、選択したい文字列の前か後にあわせて選択範囲をドラッグします。選択された文字列は反転表示されます。絵や図など、文字単位の文字列以外の場合には、たいてい目的のものをクリックすることで選択されます。選択されたものは、画面上の表示に変化があるのでわかります。たとえば、アイコンなどは反転表示されたり色が変わったりします。絵や図、グラフなどでは、周りにハンドルと呼ばれる小さい四角形が現れます。このとき、どの位置でクリックすればよいかは、多くの場合マウスポインタの形で判断できるようになっています。また、マウスポインタを近づけると画面表示が変わる(ボタンが押された状態になったり、アイコンの形が変わったり)場合もあります。これもクリックするタイミングを知らせている意味で、マウスポインタの形の変化と同じにとらえることができます。ハンドルにもいろいろ種類があります。ワープロなどでは、範囲指定にダブルクリックやトリプルクリック(3回クリックする)、CtrlキーやShiftキー、矢印キーなどを併用する場合もあります。
 マウスポインタの形は、そのときクリックすると選択されるものの目安になります。従って、常にマウスポインタの形に注意する習慣をつけておくと、思わぬ結果を招いたりせずにスムースにパソコンを使うことができます。
 複数のものを選択するときは、それらが連続して並んでいればはじめの位置でクリックし、最後の位置でShiftキーを押しながらクリックします。とびとびに選択したいときは、選択したいものをCtrlキーを押しながら次々とクリック(ドラッグ)していくか、Shiftキーを使って全体を選択してから、Ctrlキーを押しながら不要なものをクリック(ドラッグ)して選択をはずします。
 オブジェクトに対する操作は、それが何であっても、選択の方法と、範囲先指定の原則がわかっていればとまどうことはありません。これは、アプリケーションの中でも外でも、あらゆる操作に通じるので、是非身につけられるようにしてください。(まれに、範囲を後で指定するものもあります。)
 
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 メニューバー       ツールバーのアイコン   ツールバー
 プルダウンメニュー    ショートカットキー    ポップヒント
 サブメニュー       ファンクションキー    ステータスバー
 範囲先指定        ポップメニュー(右クリック)
 
 コマンド(命令)とは、パソコンで何か処理をしたいときにパソコンに対してする指示のことです。
 アプリケーションの場合には、その中でできることはすべてメニューからたどることができます。メニューバーの項目をクリックすると出てくるプルダウンメニューから順に目的のコマンドを探せばよいのですが、(次々とたどるメニューを、サブメニューともいいます。)なれてくるとこれが煩わしくなってきます。こういったときには、ツールバーや、右クリックで表示されるポップメニューが役に立ちます。また、メニューと一緒に表示されるショートカットキーも大変有効です。メニューバー一点張りではなく、同じことをするにもいろいろなアプローチがあることを知って、スムースに思うとおりにパソコンを操ることができるようになるとよいと思います。
 ウィンドウの下端に、ステータスバーと呼ばれる部分を持つアプリケーションも多くあります。ここには、実行したいコマンドに対して、次に何を指示すればよいかのヒントが書かれているので、参考になります。
 
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 F1(一般的なショートカットキー)   目次   キーワード   質問   
 検索  トラブルシューティング    Webでの検索  
 
 自分でアプリケーションを使うようになるとどうしても必要になってくるのがヘルプ機能の利用です。
 ヘルプ機能を使うには、次の三つのことが必要です。
@ 何を知りたいのかをパソコンの言葉で表す
A 知りたいことが書かれているヘルプの画面を見つける
B ヘルプの画面を読んで理解する
 これはどれも低学年では難しいのですが、(漢字が読めない、ということもありますが)少なくとも@に関しては、低学年でもはじめから正しい言葉でパソコン指導をすることである程度身につけることができます。たとえば、「バツ」でなく「閉じるボタン」、「カチカチッ」でなく「ダブルクリック」、「白い矢印」でなく「マウスポインタ」といった具合です。それと、パソコンに出てくる漢字や用語は限られているので、低学年用に言い換えることなくそのまま使うことです。(編集・挿入・罫線・書式・フォント・プロパティなど、ふんだん耳慣れない言葉でもそのまま使います。)
 高学年になったら、すぐ先生に聞かないで、自分でヘルプをあけられるようヘルプの使い方も教えたいです。また、使いにくいと思いながらそのまま使うのでなく、別の使い方を開拓するにもヘルプは使えます。ヘルプはそれだけで、読んでいていろいろなことが身に付くので、使っているうちに自然に使い方と内容がわかるよう、時間をかけて使いこなせるようにできるとよいと思います。ただ、すべてのヘルプがこのように便利に使いやすくできているとは限らないのが残念です。
 知りたいことを探すには、目次・キーワード検索・質問入力などのやり方があります。また、インターネットに接続できる環境にあればパソコンに備わっているヘルプに加えてオンラインで様々な情報に接することもできます。
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 これらの言葉の、意味と使い方を知っていますか?
マウスポインタ   タイトルバー       クリップボード  
クリック   メニューバー       コピー・切り取り  
ダブルクリック   プルダウンメニュー    貼り付け  
ドラッグ   サブメニュー   元に戻す  
右クリック   ポップメニュー   変換  
ファイル   ツールバー        文節の区切り変更  
ファイル名   ポップヒント    文字入力カーソル  
フォルダ   スクロール        確定・部分確定  
フォルダ名   スクロールバー      全角・半角  
ドライブ   タスクバー   ショートカットキー  
ドライブ名   シート   日本語入力切替  
開く   タブ   固定入力  
保存       カタカナの言葉  
上書き保存   ステータスバー   範囲先指定・選択  
名前を付けて保存   ファンクションキー      
サーバ   ヘルプ(F1)   最新の情報に更新   
ファイルの種類・拡張子          
ウィンドウの最大化   デスクトップ   ゴミ箱  
      最小化   アイコン   削除  
      移動   ボタン   元の場所に戻す  
   元のサイズに戻す          
ウィンドウサイズ変更   ハンドル   ダイアログボックス  
閉じる   マウスポインタ      
ウィンドウの切り替え   図の変形・削除・移動   プロパティ  
アクティブウィンドウ          

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更新履歴
 
2001.10.9     チェック表に「ゴミ箱」追加
2002.10.11  HP用に修正